目次
- DNSとは何ですか?
- eeroを使用してカスタムDNSサーバーをセットアップする方法
- DNS設定がグレー表示になっているのはなぜですか?
- カスタムDNSは他の機能とどのように連携しますか?
- ローカルDNSキャッシュ
- HomeKit
- RaspberryPiなどのローカルDNSサーバーをHomeKitまたはローカルDNSキャッシュとともに使用する
DNSとは何ですか?
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DNS(ドメインネームシステム)は、インターネット上のリソースにアクセスするためにIPアドレスを使用する代わりに、[eero.com]などのドメイン名を使用できるようにするサービスです。ドメイン名を使用すると覚えやすくなり、インターネット上でWebサイトをホストする際の柔軟性が高まります。
DNSは各ドメイン名と関連するIPアドレスの[記録]システムを自動的に更新することによって機能します。これらはさまざまなサーバーに保存されており、特定のWebサイトにアクセスする必要がある時はいつでもコンピューターからアクセスされます。
デフォルトでは、eeroはインターネットサービスプロバイダー(以下「プロバイダー」または「ISP」)が提供するDNSサーバーを使用します。ただし、ユーザーにとっては信頼性を高めたり、より高度な機能を求めたりするため、特定のDNSサーバーの使用を希望するユーザーもいます。
eeroを使用してカスタムDNSサーバーをセットアップする方法
eeroアプリを使用して、IPv4およびIPv6のカスタムDNSサーバーを設定できます。DNS設定を変更するには、次の手順に従ってください。
- eeroアプリを開きます
- [設定]をタップし、[ネットワーク設定]をタップします
- [DNS]をタップします
- DNS 画面で[ISP DNS(デフォルト)]の代わりに下の[カスタムDNS]をタップします。
- 希望のIPv4か、あるいはIPv6ネームサーバーアドレスを入力します
- 画面右上の[保存]をタップします
- これにより、デバイス全体に設定を反映するためにネットワークが再起動されます
DNS設定がグレー表示になっているのはなぜですか?
eero Plusユーザーの場合、eero Plusが有効になっている場合に予期される動作です。eero Plusは、デバイスからのDNSリクエストをフィルタリングすることによって機能しますが、これはDNSサーバー設定が期待どおりに機能しない可能性があることを意味します。
デバイスでは、プロバイダーのDNSサーバー、または、以前にDHCP経由で設定したカスタムDNSサーバーのいずれかを使用していることが引き続き表示される場合があります。ただし、eero Plusはネットワーク上のすべてのDNSリクエストをフィルタリングすることによって機能します。つまり、ネットワーク上のユーザーは、デバイス上のDNSサーバーを変更するだけではeero PlusのDNSサーバー設定を迂回できません。
それでもDNS設定を変更したい場合は、まず有効になっている各eero Plusフィルターを無効にする必要があります。これは、eeroアプリの[検出] > [eero Plus]で実行し、高度なセキュリティ、広告のブロック、プロファイルで有効になっているコンテンツフィルターを無効に切り替えます。
これらの機能をすべて無効にすると、上記の手順に従ってDNS設定を変更できるようになります。
カスタムDNSは他の機能とどのように連携しますか?
ローカルDNSキャッシュ
ローカルDNSキャッシュは、DNS情報をローカルに保存することで機能します。これにより、Web ページの読み込みやインターネット上の他のリソースへのアクセスにかかる時間を短縮できます。
この機能を有効にすると、プロバイダーまたはカスタムDNS設定の代わりに、デバイスに提供されたゲートウェイとして利用しているeeroのIPアドレスが表示されることがわかります。この機能を有効にするためには、デバイスはゲートウェイとして利用しているeero上のキャッシュされたDNS情報をクエリ(抽出や操作などの処理)ができる必要があるため、これはこの機能が動作するために必要です。
そこから、ゲートウェイeeroは、デフォルトでプロバイダーのDNSサーバーに、またはDNS解決のためにカスタムDNSサーバーにDNSメッセージを送信します。
ローカルDNSキャッシュおよびその他のeero Labs機能の詳細については、この記事をご参照ください。
HomeKit
HomeKit機能が有効になっている場合、デバイスはプロバイダーのDNSサーバーまたはカスタムDNSサーバーの代わりにHomeKit機能が機能するのに必要なため、ゲートウェイeeroのIPアドレスをDNSサーバーとして受信します。
そこからゲートウェイとして利用しているeeroは、デフォルトでプロバイダーのDNSサーバーまたはDNS解決のためにカスタムDNSサーバーにDNSメッセージを送信します。
HomeKitの詳細については、この記事をご参照ください。
Ring Alarm ProRing Alarm Proの重要な機能の1つはセルラーバックアップです。これは、インターネットの停止中に接続を維持するために、Ring Alarm Proが提供するLTE接続を使用することを意味します。
Ring Alarmがゲートウェイとして、または、v6.12.2以降を実行するリーフノードとしてネットワークに追加されると、ゲートウェイeeroのIPアドレスがネームサーバーとして提供されます。
セルラーバックアップの詳細については、この記事をご参照ください。
RaspberryPiなどのローカルDNSサーバーをHomeKitで使用する場合や、ローカルDNSキャッシュを使用する場合、またはRing Alarm Proデバイスを使用する場合
HomeKitまたはローカルDNSキャッシュのいずれかが有効になっている場合、デバイスは最初にDNSリクエストをゲートウェイとして利用しているeeroに送信します。そこからゲートウェイeeroは解決のためにDNSリクエストをDNSサーバーに送信します。
ローカルDNSサーバーを使用している場合、ローカルDNSサーバーがサポートしている内容に応じて、一部の機能が失われるか中断される可能性があります。
一般的に使用されるローカルDNSサーバーの中には、デバイスごとにDNSリクエストをユーザーが把握できる機能や、ネットワーク上のデバイスから直接送信されるDNSトラフィックに依存するその他の機能を備えているものがあります。
DNSトラフィックはデバイス自体ではなくゲートウェイeeroから到着するため、ネットワーク上のほとんど、またはすべてのDNSトラフィックがゲートウェイeeroから発信されたものとして表示されます。これは、ローカルDNSサーバーは、各DNSリクエストが実際にどのデバイスから送信されたかを検出できない可能性があることを意味します。
HomeKitとローカルDNSキャッシュの両方が適切に機能するにはこの動作が必要なため、この動作は変更できません。その結果、ローカルDNSサーバーがこれらの機能と完全に互換性がない場合があります。