インターネットサービスプロバイダー(以下「プロバイダー」または「ISP」)が自宅にインターネットを設置し、住居内にWi-Fiを提供します。一部のプロバイダーでは、モデムがeeroゲートウェイと通信できるように、PPPoEやVLANタギングなど特定の設定が必要です。プロバイダーまたはモデムに高度なISP設定が必要かどうか不明な場合は、インターネット サービス プロバイダーに詳細をご確認ください。
補足記事:
eeroゲートウェイは、WAN IPアドレスを使用してインターネットに接続します。プロバイダーによっては特定のWANタイプを設定したり、アップリンクVLANタグを使用する場合があります。eeroはDHCPを使用するように設定されていますが、プロバイダーが要求する場合は静的IPまたはPPPoEを設定できます。
注:PPPoEおよびVLANタギングは、eero OSバージョン6.6.1以降、およびモバイルアプリバージョン6.13.0以降のeero Pro 6およびeero 6でのみサポートされます。
静的IP
外部のIP設定については、こちらの静的IPの設定ガイドをご覧ください。
WANアップリンクVLANタグ
仮想LAN(VLAN)は地理的な場所にかかわらず、クライアントデバイスとワークステーションを分類するローカルエリアネットワークです。VLANタギングは一部のプロバイダーがネットワークを認識し、ネットワークが正しい情報を受信できるようにするために行うものです。インターネットにアクセスするためにVLANタギングが必要かどうかはプロバイダーへご相談ください。VLANタグを設定するには1~4094のID番号が必要です。現在、VLANタギングはeero 6以降のモデルで使用できます。
一部プロバイダーの一般的なVLAN ID設定は次の通りです:
- Trustpower - 10
- Melita - 867
アップリンクVLANタグを使用したeeroゲートウェイのセットアップ:
- eeroアプリでeeroゲートウェイのセットアップを開始します
- eeroアプリがインターネットへ初めての接続を試みることを許可します
- 必要に応じてISP設定を変更します
PPPoE
PPPoEは、Point-to-Point Protocol over Ethernetの略です。このプロトコルは、プロバイダーがイーサネットネットワーク(ケーブル ネットワーク)経由でデータを受信する方法を管理できるよう設計されており、複数のお客様のご自宅で一つのISPサーバーに接続が可能になります。Point-to-Point Protocol(PPPoEのPPP)では、ユーザー名とパスワードの認証情報による認証も有効になります。
eero OS v6.6.1およびeeroアプリバージョン6.13.0のリリースの時点で、eero Pro 6およびeero 6は PPPoEをサポートするようになりました。
注意:この機能にはファームウェアのアップデートが必要なため、最初にモデム/ルーターまたはルーターに接続した状態でネットワークをセットアップしてから、v6.6.1以降のバージョンにアップデートする必要があります。既存ルーターの配下にeeroを設定する方法(「eeroの二重NAT化」)、または、ネットワーク ソフトウェアを更新する方法については、これらの記事をご参照ください。
既存のネットワークで PPPoE を設定する方法は次のとおりです:
- eeroアプリを開きます
- [設定]タブ >[ネットワークの設定]を選択します
- [ISP設定]をタップします
- [WANタイプ]をタップし、[PPPoE]を選択します
- PPPoEの[ユーザー名]と[パスワード」を入力します
- 認証情報を入力すると、イーサネットケーブルを使用してeeroをモデムに直接接続でき、1~2分後にオンラインになります
注意:PPPoEを有効にすると、次回インターネット接続を復元するか再起動する際、ネットワークは設定したPPPoE認証情報を使用してオンラインに接続しようとします。設定が不適切な場合、再起動やその他接続で中断した後にネットワークがオンラインに戻らない場合があります。
ネットワークがオフライン状態で滞らない様にする為には、次のガイドラインに従ってください:
- 正しいPPPoE認証情報を入力していることをご確認ください。不明な場合、詳細についてはプロバイダーへお問い合わせください。
- プロバイダーがモデムルーター一体型デバイスを提供している場合は、eeroでPPPoEを有効にした後、プロバイダーへ連絡しハードウェアをブリッジモードへ設定する必要があります。
- 現在、他社製のルーターを使用してeeroをブリッジモードで使用している場合は、まず初めにeeroアプリの[設定]>[ネットワークの設定]>[DHCPとNAT]からeeroを自動モードに変更する必要があります。上記の設定が完了した後に、PPPoEを有効にできます。eeroでPPPoEが有効になったら、ルーターをeeroに交換できます。